2024年3月18日、当社は九工大と共同研究で開発したIoT超小型衛星「MicroOrbiter-1」の完成披露会を九工大戸畑キャンパス百周年中村記念館にて開催しました。
超小型衛星「MicroOrbiter-1」は、安価で低消費電力の地上端末装置からの微弱センサー信号をLoRa変調方式により920MHz及び400MHzバンドで低軌道超小型衛星に受信させ中継することを最大の特徴としています。これにより陸上通信網からはずれた所にある離島、海上のブイ、レジャーボート、あるいは漁船での各種の環境センサーデータや位置情報、また緊急時のSOS信号等を衛星で中継して地上のユーザーが受信することを可能にします。また陸上通信網があまり発達していない発展途上国では陸上も含めて上記のような衛星通信システムを素早く構築する事が可能となります。
今後、同衛星は3月22日に米国スペースX社のISS向け貨物運搬用ロケット「ファルコン9」でISSに届けられ、4月にISS内のKIBOモジュールから地球低軌道に向けて放出される予定です。
各メディアによるニュースリリース:
●日経新聞:
九州工業大学と新興、超小型データ通信衛星 重さ1キロ – 日本経済新聞 (nikkei.com)
●読売新聞:
超小型人工衛星は1辺10cmの立方体…九州工業大学が民間企業と共同開発、打ち上げへ:地域ニュース : 読売新聞 (yomiuri.co.jp)
●西日本新聞:
九工大と新興企業、超小型通信衛星を共同開発 4月に宇宙空間放出へ |【西日本新聞me】 (nishinippon.co.jp)
●九州工業大学:
「MicroOrbiter-1」衛星完成披露会を行いました | トピックス | TOPICS | 九州工業大学 (kyutech.ac.jp)