弊社は、国立大学法人 九州工業大学 革新的宇宙利用実証ラボラトリーと、特定小電力無線局からの微弱センサー信号の安定した受信検証の為に LoRa方式 IoT 無線通信システムで地上端末と衛星間の通信を可能にする低軌道衛星中継器としての IoT超小型衛星の共同開発を実施することで合意しました。衛星の打ち上げは2022年夏を予定しています。
IoT が普及するにつれて色々なモノのセンサーデータをネットワークに接続したいというニーズが急増しています。例えば電力メータや河川の水位計や海水の温度計のようなセンサーからのデータは通常はごく小さなデータで、頻繁に通信する必要が無いいわゆる非連続データあるいは間欠データであり、更に遠隔地、離島、海上、山間部、危険な観測場所のようなアクセスが難しい場所ゆえに一旦設置すると長期間再充電不要なセンサーを置きたいという必要性は常にあります。これに対応するのが低コスト、低消費電力、遠距離通信、免許不要なLoRa方式 IoT ネットワークが理想的な通信ソリューションと言えます。地上系 IoTネットワークを補完する形で400Kmの低軌道衛星で中継し地上局経由でユーザーがデータを受信出来ればそのメリットは計り知れません。